日本正教会の祈り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/24 17:16 UTC 版)
真福九端(カトリック教会とは句の数え方が違うため数字が異なる)は、信者の精神性・生活態度のあるべき姿について、イイスス・ハリストス(イエス・キリストのギリシャ語読み)が山上の垂訓において教えたものであるとされる。聖体礼儀で頻繁に歌われ、特別な祭日ではない主日(日曜日)においては殆ど欠かさず歌われる。 聖体礼儀においては、冒頭に「主や、爾の国に来らんとき、我等を記憶ひ(おもい)給へ」という善智なる盗賊(ぜんちなるとうぞく…イイスス・ハリストスが十字架に架けられた際に、その右側にともに十字架に付けられた盗賊のこと:「右盗」とも)の言葉を置き、その後にマタイによる福音書5章3節から12節から引用された祈りが続く。 階梯者聖イオアンの、天国への階段の教えと絡めて理解される事が多い。一段一段、信徒が上っていくべき心の状態を示しているとされる。
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