日本最大のアーチ橋であった初代橋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 03:23 UTC 版)
「大正橋 (大阪市)」の記事における「日本最大のアーチ橋であった初代橋」の解説
大阪の大正橋は、工業地帯として発展していた現在の大正区の区域(当時は西区の一部)と、対岸の大阪市街地を結ぶ目的で、1915年に完成した。大正時代に架橋されたため「大正橋」と命名された。1932年に新設された「大正区」の区名は、当橋に由来する。 この橋の架かる木津川は、大阪において、既に明治時代の後期には船舶による物資輸送の利便性の高い場所の一つとして認識されており、木津川の沿岸には様々な工場が立地していた。架橋計画が持ち上がった当時、予定地のすぐ上流側で創業していたガス会社が原料の船運に支障が出て損害を被るとして反対し、当時の大阪府知事に斡旋を依頼するなどした結果、当時としては異例ともいえる長い支間長の橋を架ける決定がなされ、建設が行われた。こうして、初代大正橋はアーチ支間91.4 mの当時、日本最長のアーチ橋として誕生した。なお、幅員は大阪市電の軌道敷を含めて19.0 mだった。
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