日本の類似種・近縁種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/23 00:54 UTC 版)
「イボイボナメクジ」の記事における「日本の類似種・近縁種」の解説
本州 2016年版の福井県のレッドデータッブックには以下の種が掲載されている。シライボイボナメクジ Granulilimax sp. 同県の大野市、勝山市、池田町、南越前町から確認されているという。ただし乳白色で細長い縁取りがあるものと、淡橙色の背面に2本の黄褐色の縦帯があるものとの「外部形態の異なる二系統の個体」があるとされ、表記の和名がどのようなものを指すのかが必ずしも判然としない説明となっている。 南西諸島 2017年版の沖縄県のレッドデータブックには以下の種が挙げられている。イボイボナメクジ属の一種(1) Granulilimax sp. 1 与那国島に固有 約2cm 茶褐色で正中線に沿い不明瞭な黒縦帯がある。外見による近似種との区別は極めて困難で、生殖器で区別される。 イボイボナメクジ属の一種(2) Granulilimax sp. 2 西表島に固有。暗灰色で正中線に沿い不明瞭な黒縦帯がある。幼体のみが知られる。 イボイボナメクジ属の一種(3) Granulilimax sp. 3 宮古島に固有。約2cm 茶褐色で正中線に沿い不明瞭な黒縦帯がある。外見による近似種との区別は極めて困難で、生殖器で区別される。 ホソアシヒダナメクジ科の一種(1) Rathousidae gen. & sp. 1 奄美大島から久米島にかけて分布 3.5cm前後、灰色から黒褐色で黒色細斑が多数ある。 ホソアシヒダナメクジ科の一種(2) Rathousidae gen. & sp. 2 宮古島から西表島にかけて分布。4cm前後、紫灰色で 不規則な茶色斑が多数ある。 ホソアシヒダナメクジ科の一種(3) Rathousidae gen. & sp. 3 与那国島。4cm前後、 紫灰色で不規則な褐色斑がある。ホソアシヒダナメクジ科の一種(2)に酷似するが生殖器が異なる。 ホソアシヒダナメクジ科の一種(4) Rathousidae gen. & sp. 4 沖縄島に固有。3cm前後、 淡褐色で小斑がある。ホソアシヒダナメクジ科の一種(1)に似るが生殖器が異なる。 ホソアシヒダナメクジ科の一種(5) Rathousidae gen. & sp. 5 石垣島と西表島に固有。 2.5cm前後でやや細く、 背面は黒色無斑で腹面は白色。ホソアシヒダナメクジ科の一種(6)に酷似するが生殖器が異なる。 ホソアシヒダナメクジ科の一種(6) Rathousidae gen. & sp. 6 沖縄島北部に固有。2,5cm前後でやや細く、 背面は黒色無斑で腹面は白色。ホソアシヒダナメクジ科の一種(5)に酷似するが生殖器が異なる。 ホソアシヒダナメクジ科の一種(7) Rathousidae gen. & sp. 7 トカラ列島から沖縄島にかけて分布。2cm前後で、背面は茶色で無斑、腹面は白色。 その他、湊(2015)によれば以下のように仮称するものがあるというが、分類されるべき属や上記の他種との関係も含め不明な点が多い。 イズモゴマシオナメクジ(仮称)(島根県) マバラクロツブナメクジ(仮称)(八丈島) クロツブナメクジ(仮称)(沖縄県) ゴマシオナメクジ(仮称)(沖縄県)
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