日本の農薬の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:46 UTC 版)
日本では、16世紀末の古文書にアサガオの種やトリカブトの根など、5種類の物質を用いた農薬の生成法が紹介されており、1670年には鯨油を水田に流す方法(注油法)による害虫(ウンカ)駆除法が発見されている。 1930年代には日本の農村でも農薬が普及し始め、昭和初期には本格的に普及した。 1948年、農薬取締法公布。 1950年、森林病害虫等防除法と植物防疫法公布。 1958年、国内最初の空中散布が神奈川県で実施された。 1971年、農薬取締法改正。毒性の強い有機合成農薬の多くが登録失効となり、より安全な有機合成殺虫剤へと更新される。 2000年、日本農林規格等に関する法律(JAS法)による「有機農産物認証制度」発足。 2021年、登録された農薬の有効成分全種の安全性を政府が定期的に確認する「農薬再評価制度」が10月より開始。
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