日本の狂犬病
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 11:42 UTC 版)
国内での感染は1956年にヒトとイヌで、1957年にネコで確認されたのが最後であるが、帰国者や入国者からの確認は散発している。国内での感染が確認されなくなって以降、日本で狂犬病が発症した事例は4件で、すべて海外経由の感染である。 1970年に、ネパールを旅行中の日本人旅行者が犬に咬まれ、帰国後に発病・死亡した事例。 2006年11月に京都府在住の男性1人が、フィリピン滞在中に犬に噛まれ、帰国後に狂犬病を発症・死亡した事例。医療機関受診時点ですでに脳炎を発症しており、病歴の正しい聴取が困難だった可能性が報告されている。 2006年12月に神奈川県(2年前からフィリピン滞在)の60代の男性1人が、フィリピン滞在中に犬に噛まれ、帰国後に狂犬病を発症・死亡した事例。 2020年5月に、愛知県豊橋市の医療機関を受診した、静岡県静岡市在住の外国籍の30代男性が発症し、2020年6月15日に死亡した事例。入国前の2019年9月に、フィリピンで左足首を犬に噛まれていた。
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