日本の学校での利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 08:01 UTC 版)
「シャープペンシル」の記事における「日本の学校での利用」の解説
日本の学校ではシャープペンシル利用が一般的であるが、小学校は事情が異なり、2015年のゼブラの調査によれば、約半数の小学生がシャープペンシルを日常使用するが、小学校での使用は8.6%に留まる。学校での使用禁止もしばしばあり、その理由としては、筆記具の扱いに慣れていない児童が芯を折ってしまうほか、折れた芯が飛ぶと危険とする意見もある。またかつての理由としてはその高価さも挙げられる。現在の小学校ではシャープペンシルのみならず鉛筆キャップ使用を義務付けている小学校もある。 また鉛筆の方が筆記具の扱いの習得に良いとする意見もある。上越教育大学書写書道研究室教授の押木秀樹によれば、鉛筆やチョークといった筆記具では、適切な接地面を得るには先端形状の変化に応じて軸の回転動作をする必要があるが、その習得にはシャープペンシルより芯の太い鉛筆のほうが意識しやすく適するとされる。 しかしこれらについては旧態依然としたものとの批判も出ており、生徒自ら決めさせる動きもある。 欧米の学校では鉛筆もシャープペンシルも使わないのでボールペンや万年筆を推進するべきという主張もある。
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