日本のボックスアート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 10:10 UTC 版)
「ボックスアート」の記事における「日本のボックスアート」の解説
日本においても、プラモデルの初期の時代から、挿絵画家としても活躍していた小松崎茂や梶田達二、航空機研究家でもあった橋本喜久男、ウォーターラインシリーズのボックスアートの大半を手がけた上田毅八郎、高い資料性と迫力を兼ね備えた高荷義之、航空画家として著名な小池繁夫などの手により、世界的にみても一級のボックスアートが描かれてきた。 キットに含まれない背景の車両や人物等の削除は、輸出向けに一部の商品で行われたが、日本では完成品の写真パッケージが主流になることは無く、近年ではタミヤの1/72ウォーバードコレクションや一部の限定商品に見られる程度である。しかし、近年では、ハセガワやフジミの限定商品を中心に、実機や実車の写真をパッケージに使用したものも現れてきた。 日本発祥のボックスアートのデザインとしては、1960年代の末からタミヤが採用した「ホワイトパッケージ」がある。これは背景を廃し、白地に商品のみを精密に書き込んだもので、背景のない点をパッケージのトータルデザインで補い、更に商品を強調する効果を上げたため、斬新なデザインとして消費者からの高い支持を受けた。そのため、その後多くの国内メーカー、韓国や中国のメーカーから同様のホワイトパッケージの商品が発売されている。ただし欧米のメーカーからはほとんど発売されていない。
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