日本のエチレンプラント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 05:01 UTC 版)
「エチレンプラント」の記事における「日本のエチレンプラント」の解説
日本では1958年にエチレンプラントを中核とする石油化学コンビナートが初めて稼動した。現在は国内14ヶ所にエチレンプラントがあり、合計のエチレン生産能力は2008年末時点で728万トン/年(定期修理を実施した場合の生産能力)に達している。エチレンプラントを所有している事業所をエチレンセンターと言う。以下はその一覧である。中には、コンビナートの中核としての機能を果たしていないものもある。 三菱化学株式会社:鹿島事業所、水島事業所 丸善石油化学株式会社・千葉工場 三井化学株式会社・市原工場 住友化学株式会社・千葉工場 京葉エチレン株式会社(丸善石油化学55%、三井化学22.5%、住友化学22.5%の合弁会社)・千葉工場 JXTGエネルギー株式会社・川崎製造所 東燃化学株式会社・川崎工場 東ソー株式会社・四日市事業所 大阪石油化学株式会社(三井化学の子会社)・大阪工場 山陽石油化学株式会社(旭化成ケミカルズの子会社)・水島製造所 昭和電工株式会社・大分コンビナート 出光興産株式会社・千葉工場、徳山工場 2010年現在、価格競争力を武器として中東や中国で巨大プラントが稼働し、国内で製造される汎用樹脂製品に関し、人件費、原料の調達コストなどの製造コストなどの面で不利な情勢になりつつある。エチレンプラントを主な対象として、企業をまたいだ再編計画が立ち上がり、実行に移されつつある。数年後には、このページに記載されているエチレンプラントの一部は廃止になる可能性がある。
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