日本における緊那羅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 23:15 UTC 版)
神にも人にも畜生にも鳥にも当たらない、半身半獣の生物とされるため人非人ともいう。漢訳で人非人、疑神とされるのは、サンスクリット語でnara(人間)に由来するという説もある。 仏教においては、乾闥婆と同様に帝釈天の眷属とされ、八部衆の一人に数えられる。また、密教では、胎蔵界曼荼羅の外金剛部院北方に配せられている。 また『大樹緊那羅所問経』1に、香山(こうせん)の大樹緊那羅が釈迦仏の前で8万4千の音楽を演奏し、摩訶迦葉がその妙なる調べに本来の気性や威儀を忘れて立ち上がって踊った、という故事は有名である。
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