日本における国際競走
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 00:46 UTC 版)
2020年現在、日本では中央競馬のみで252競走が国際競走として指定されている。 しかしジャパンカップなど一部の競走をのぞいて日本国外からの選出馬が発表されたものの、その後選出馬の関係者(馬主、調教師ら)が出走辞退を発表して結果的に日本調教馬のみで競走が行われる事例が多数ある。これは日本のGIシーズンが日本国外の競馬においてもGI競走が比較的多く行われ、そこに照準を合わせて調教を行う馬が多いことや、日本国外から出走する場合に行われる検疫検査を行うための厩舎などの施設が充分整えられていない(現時点では中央競馬では千葉県白井市の競馬学校、東京都府中市の東京競馬場、兵庫県三木市の三木ホースランドパークの3か所、地方競馬では栃木県那須塩原市の地方競馬教養センター、大井競馬場の小林分厩舎、川崎競馬場の小向トレーニングセンターの3箇所)ことなども挙げられる。また、日本では自国もしくは近隣国の調教馬しか出走しない競走が大半であり、国際競走として外国馬には門戸を開く一方で、地方競馬所属馬に一切門戸を開いていない競走も数多く存在している。 2010年までは地方競馬では国際競走は行われていなかったが、2011年からは大井競馬の地方重賞であるサンタアニタトロフィーが本年のみ国際招待競走として開催され、また東京大賞典が地方競馬初の国際競走および国際GIとして開催されている。なお、この他の地方競馬におけるダートグレード競走には国際グレード格付けを取得しているものはない(2018年現在)。 2018年からは川崎競馬場にて開催される全日本2歳優駿が国際競走として施行されるが、国際グレードは現在のところ未取得である。また、2018年に限り従来地方競馬場で施行されていたJBC競走がJRAで開催されたため、同3レースが国際競走として施行された。
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