日本におけるヴァイオリン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 01:01 UTC 版)
「ヴァイオリン」の記事における「日本におけるヴァイオリン」の解説
フロイスの『日本史』によると、16世紀中頃にはすでにヴィオラ・ダ・ブラッチョが日本に伝わっていた。当時ポルトガル人の修道士がミサでの演奏用として日本の子供に教えたことが記されている。 明治になると、ドイツ系を主とした外国人教師によって奏者が養成され、ヴァイオリンは少しずつ広まっていった。1887年には鈴木政吉によって日本で最初のヴァイオリン製造会社(鈴木バイオリン製造)が創業され、1900年(明治33年)には大量生産されるようになった。また、大正時代にはジンバリスト、ハイフェッツ、クライスラー、エルマンといった名演奏家が続々来日し、大きな影響を与えている。1945年広島市への原子爆弾投下によって被爆したヴァイオリンが一つ現存している(セルゲイ・パルチコフを参照)。 戦後になると各種の教則本が普及し、幼児教育も盛んになって、技術水準が飛躍的に上がっていった。現在では世界で活躍する日本人奏者も多い。
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