日本におけるワクチンでの使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 01:26 UTC 版)
「チメロサール」の記事における「日本におけるワクチンでの使用」の解説
日本では2012年の12月に四種混合ワクチンが導入されたので、それまで乳幼児の定期予防接種としていた三種混合(破傷風、ジフテリア、百日咳)ワクチンのチメロサール含有を考慮する必要はなくなったが、追加接種のDTで用いる沈降ジフテリア破傷風混合トキソイドや、インフルエンザHAワクチン、沈降B型肝炎ワクチン、沈降破傷風トキソイドの一部にチメロサールを含有している製品がある。製薬会社ごとにチメロサールの含有量は異なる。インフルエンザHAワクチンでの含有量は、1990 年代に比較して10分の1以下と大幅に減量(1回の注射量0.5mL中2〜4µgのチメロサール(1〜2µgの水銀))されている。 現在承認されているインフルエンザHAワクチンは、フルービックHA(田辺三菱製薬)のみチメロサールフリー(非含有)であるが、2016年度は製造されない。2017年度のチメロサールフリーは、フルービックHAシリンジのみである。
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