日本での人気・影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 22:53 UTC 版)
「ジャン=ポール・ベルモンド」の記事における「日本での人気・影響」の解説
1960年代から70年代にかけては、多くの作品が公開されテレビ放送も行われたことでアラン・ドロンと双璧を成す人気であり、ドロンに比べると男性ファンが多かったという。また、70年代はアクションスターとして人気を得ていた。1990年代からはヌーヴェルヴァーグの俳優としての評価が高い。 漫画『コブラ』の主人公であるコブラのモデルは、若き日のベルモンドである。また、ルパン三世のモデルはベルモンドと言われ、ルパンの初代声優もベルモンドを吹き替えた山田康雄である。小説アダルト・ウルフガイシリーズの主人公・犬神明は「アウシュビッツ帰りのジャン=ポール・ベルモンド」と呼ばれており、ベルモンドを痩せぎすにした容貌となっている(『リオの男』に対し『リオの狼男』も執筆された)。 渡哲也主演の映画『紅の流れ星』での主人公像は、『勝手にしやがれ』で主演したベルモンドがモデルである。 1980年代以降、ベルモンド出演作はフランス側からすると「大メジャーな作品」であり、上映権などの料金が高騰したことで権利許諾が非常に困難になった。そのため、日本では多くの作品が公開やソフト化が行われず、近年は忘れられた存在になっていたという。その後、江戸木純の企画により何度も交渉した結果、2020年に「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選」として出演作の特集リバイバル上映が行われた。これがコロナ禍にも関わらず大ヒットを記録し大きな反響を呼んだことで、再評価が高まっている。
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