日本での『サスペリアPART2』と『サスペリア』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 14:14 UTC 版)
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本作は『サスペリア』の前に作られたにも関わらず、日本公開に際しては、同じアルジェント監督作ということで2作目という扱いを受けた(本作の初公開は1975年だが、日本公開は1978年)。ストーリーやキャラクターなど内容には全く関連性がない。また、『サスペリア』がオカルト的要素をもったホラー作品であるのに対し、本作は冒頭に霊能力者が登場する点をのぞいては、超自然的な要素は無い。理由としては本作が『サスペリア』より後に輸入されたことと、配給会社が『サスペリア』のヒットを受け、『サスペリア』の続編として公開したほうが売れると考えたためである。これについては監督本人も驚いたとのことである。ちなみに、冒頭で殺される女性霊能者ウルマ(その能力は本物らしく設定されているので、本作の唯一の超自然的設定である)がドイツ人(『サスペリア』の舞台はドイツ)という点だけが僅かな関連性となっている。 その後、実際に『サスペリア』続編である『インフェルノ』『サスペリア・テルザ 最後の魔女』2作品が後に制作・公開されており、それぞれの作品に登場する魔女が三姉妹という設定であることから、公式に『魔女三部作』と呼称されている。 本作公開時のキャッチフレーズは「約束です!決してひとりでは見ないでください」であった。 日本ではそういった経緯があり、数量限定で2本がセットになったDVD-BOXが販売された。 コンピュータゲーム開発者の坂本賀勇は、本作の演出の斬新さにひかれ、オマージュとして『ファミコン探偵倶楽部PartII うしろに立つ少女』を開発した。
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