旗の使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 16:40 UTC 版)
メイヌースのセント・パトリックス・カレッジ (St. Patrick's College) の旗はこの聖パトリック旗であり、学位授与日やそのほか重要な日に掲揚される。これは1997年に設立されたアイルランド国立大学メイヌース校のそれぞれのカレッジからは影響を受けない[要出典]。 北アイルランドの旗は議論の的であり (Northern Ireland flags issue)、そのシンボルは、その下にある政治的な違いを反映したものとなっている。セント・パトリック旗は相互融和のシンボルとして、ユニオン・フラッグやアルスター・バナーよりも政治的立場に無いものとしてしばしば使われる姿がプロユニオニスト (Unionism in Ireland) に見られ、片やナショナリスト (Irish nationalism) ではアイリッシュ・トリコロールが使用されている。この旗はアイルランド国教会の敷地内で掲揚が認められているもののひとつであり、もうひとつアングリカン・コミュニオンの旗 (Compasrose Flag of the Anglican Communion) がある。これは1999年の総会で取り決められたもので地域主義 (Sectarianism) 的な立場のものである。似たような考えは、北アイルランド警察 (Police Service of Northern Ireland) の新しいバッジの基礎でもある。デイヴィッド・マクナリー (David McNarry。北のユニオニスト政治家) は北アイルランドのナンバープレート (Northern Irish number plates) でも、イングランド、スコットランド、そしてウェールズのプレートのように、旗を使うことが認められるべきであると提案した。 聖パトリック旗は北アイルランドの聖パトリックの祝日でもしばしば見られる。旗は、聖パトリックの埋葬地であるとされるダウン大聖堂 (Down Cathedral) の近く、ダウンパトリックにてパレードが行われる前にダウン県議会 (Down District Council) に渡される。グレートブリテン側においては、2009年のクロイドンのパレードにおいてアイリッシュ・トリコロールの代わりに掲げられ、一部の議員からは不満の声が出ることになった。これはブラッドフォード市議会において叩かれている。 聖パトリック十字をつかうことは、アイルランド共和国の「ポスト民族主義」圧力団体リフォーム・ムーブメントに支持され、彼らは連合王国との密接な関係を模索した。リフォームは自分たちのロゴにこの十字を取り入れている。ローンボウルズの全島大会 (The all-island bodies for men's and ladies' bowls) では聖パトリック旗の下で競技が行われる。
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