方向幕の切替
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 08:37 UTC 版)
方向幕は手動、または電動で切り替えられる。手巻きの幕は、幕の内側に番号が小さく記入されており、ハンドル近くに掲出された行先対照表と照らし合わせながらハンドルを回して表示させる場合が多い。 電動幕は、乗務員室に装備された指令機により、編成中の全字幕表示機を操作する。電動幕の初期の採用例としては国鉄481系電車や長野電鉄0系電車が挙げられる。私鉄によっては、東武8000系電車などダイヤルではなく列車種別ボタンと行先ボタンを押して表示内容を決定するものがある。また、ダイヤル式指令機では、小田急電鉄や遠州鉄道などのように、表記されているのが数字ではなく表示内容になっている事業者も存在する。 電圧比較式、パルスコード式などスムーズに動くものは、国鉄では201系や205系など1980年代以降に新造された車両などに多い。同期進段式は、コマごとに一瞬停止する。電動式方向幕を搭載し始めたばかりの頃からの一般的だったもの。103系や113系、183系など国鉄中期以降に製作された車両に多い。
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