新宿昭和館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/02 03:48 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動新宿昭和館 Shinjuku Showakan | |
---|---|
情報 | |
正式名称 | 新宿昭和館 |
完成 | 1932年 |
開館 | 1932年12月22日 |
閉館 | 2002年4月30日 |
最終公演 | 明治侠客伝 三代目襲名 |
収容人員 | 503人 |
客席数 |
昭和館:291 地下劇場:212 |
用途 | 映画上映 |
運営 | 昭和興業株式会社 |
所在地 | 東京都新宿区新宿3丁目35-13 |
アクセス | 東京メトロ新宿三丁目駅より徒歩2分 |
新宿昭和館(しんじゅくしょうわかん)は、かつて東京都新宿区三丁目にあった任侠映画専門の名画座である。定員は291席。地階に成人映画専門の昭和館地下劇場(定員212席)を併設していた。
跡地にはSHOWAKAN-BLD.(昭和館ビル)が新築され、同ビル3階にミニシアター「K's cinema」(ケイズシネマ)が2004年3月6日にオープンしている[1]。
歴史
- 1932年(昭和7年)12月22日 - 洋画上映館として開館。当館が開業するまでの東京府豊多摩郡淀橋町(当時)内の映画館は、新宿武蔵野館(同町大字角筈1-1)、新宿劇場(同)、新宿帝国館(同)、新宿電気館(同町大字柏木1-92)、新生館(同町大字角筈2-60)、成子不二館(同町大字柏木1-191)の6館しかなかった[2][3]。
- 1944年(昭和19年)4月 - 戦時建物疎開により取り壊し、閉館
- 1951年(昭和26年)7月13日 - 新建屋完成により上映再開。開館当初は洋画を上映していたが、秋より新東宝封切館に移行。
- 1956年(昭和31年)4月28日 - 名画座路線の昭和館地下劇場開館
- 1958年(昭和33年) - 新東宝の封切館からはずれ、名画座路線に
- 1965年(昭和40年)頃 - 東映任侠路線の上映を開始
- 1975年(昭和50年)頃 - 地下劇場にて成人映画の上映を開始
- 2001年(平成13年)7月13日 - 新建屋が開館50周年を迎える
- 2002年(平成14年)4月30日 - 建物老朽化により閉館
関連書籍
- 川原テツ 『名画座番外地「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記』、幻冬舎、2007年7月 ISBN 434401362X
脚注
- ^ “vol.02 新宿K's CINEMA(ケイズシネマ)|違いのわかる映画館”. レッツエンジョイ東京. 2016年9月4日閲覧。
- ^ “昭和7年の東京府下の映画館”. 中原行夫の部屋(原資料「キネマ旬報」). 2013年12月15日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2013年5月27日閲覧。
- ^ 年鑑[1942], p.10-35.
参考文献
- 『映画年鑑 昭和十七年版』、日本映画協会、1942年発行
外部リンク
- 新宿昭和館 - YouTube
- 新宿昭和館/昭和館地下劇場 - 「港町キネマ通り」サイト内(2001年2月取材のもの)
- 新宿昭和館のページへのリンク