新型コロナ対策と「世田谷モデル」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 07:22 UTC 版)
「保坂展人」の記事における「新型コロナ対策と「世田谷モデル」」の解説
2020年8月4日、日本記者クラブで記者会見を開き、PCR検査を「いつでも、どこでも、何度でも」受けることを目指す「世田谷モデル」を提唱。1日のPCR検査数を360件から拡充し、最終的には2000〜3000件を目指すと発表した。そのほか、介護、医療、保育など人と人との接触を避けることが難しいエッセンシャルワーカーに定期的な検査を実施することも明言した。国が実施していた行政検査とは違い、症状がない人や感染に不安を感じる人も検査の対象となると説明した。これを受けて、2020年8月11日、世田谷区医師会は、運営する「世田谷区医師会PCR検査センター」と、この「世田谷モデル」は全く関係ないことを発表。「医療的検査機能を保つためにも、社会的検査は切り離して行われるべき」と発表した。この世田谷モデルの検査は、2020年9月末に終了となるまで、延べ1万5706人が利用した。そのうち、25人の陽性が判明したほか、区内の特養で職員と入所者計15人のクラスター発生も確認した。 2022年1月18日、オミクロン株の感染が広がる中、21日から一か月の間、抗原定性検査キットの無料配布を発表。予想を上回る需要があり、予定を前倒し27日に配布終了となった。無料配布された検査キットは計3万8388個であった。読売新聞の世田谷区に対する取材によると、一部の抗原定性検査キットがインターネットオークションサイトなどで出品されていたことが判明。「検査キットは検査が必要な人に配ったはず。供給不足に乗じて、お金もうけのために使われそうになったのは残念だ」と釈明した。
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