新任務のための新陸軍1997年から2001年
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「ドイツ陸軍 (ドイツ連邦軍)」の記事における「新任務のための新陸軍1997年から2001年」の解説
1997年以降「新任務のための新陸軍(Neues Heer für neue Aufgaben)」に基づいて、新たな編制をとる。コマンドー航空機動部隊には陸軍航空隊とその機能が集約された。陸軍の編制は戦力分類によって次のような構造となった。「基幹防衛部隊(Hauptverteidigungskräfte、HVK)」と「危機対処部隊(Krisenreaktionskräfte、KRK)」がそれであった。危機対処部隊についてはNATO即応部隊ドイツ分担には司令部も含めて次の部隊が指定された。航空機動部隊司令部には第7と第10装甲師団司令部が含まれ、出動指揮司令部には第1後方支援旅団、第12装甲旅団、第21装甲旅団、第1航空機械化旅団、第37空挺旅団および独仏合同旅団が任務を分担した。KRK指定部隊には特殊部隊司令部とその他の新部隊が含まれた。HVK指定部隊は全体で20個の現役部隊からなった。平時編成の旅団を主体とした。HVK旅団はうち4個現役旅団が危機対処部隊に編入された。HVK旅団の4個現役旅団についてはさらに4個非現役旅団が指定される。陸軍第5次編制(N)で8個HVK現役旅団が整備された。 また連邦陸軍は第1軍団(独蘭軍団)、第2軍団(独米軍団)に関与する。陸軍部隊は欧州合同軍のために付加される。他にもアメリカ合衆国陸軍第5軍団、欧州連合軍緊急展開軍団および北東多国籍軍団があった。北東多国籍軍団についてはユトランド・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン連合陸上部隊司令部(LANDJUT)を母体にポーランド軍を編入して編成された。第4軍団については最後までドイツ独自の軍団として残った。 連邦陸軍のために新装備の調達が開始され、PzH2000自走榴弾砲と新型装甲車のディンゴ、第1航空機動旅団に新型ヘリコプターユーロコプター ティーガーとNH90の配備が決定された。
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