新しいSバーンシステムの成立と発展
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「中部ドイツSバーン」の記事における「新しいSバーンシステムの成立と発展」の解説
2008年8月新しいSバーン路線網運営に関じるEUの告示 (Ausschreibung) が公表された。本来なら2011年12月運行は開始される予定だったが、二度の計画修正により2013年12月に開始された。2010年12月21日ライプツィヒ公共交通組合 (Zweckverband für den Nahverkehrsraum Leipzig、ZVNL) は支配的な責任者として中部ドイツSバーンと命名された路線網の運営権をドイツ鉄道の子会社に与えることを公式的に宣言した。その子会社は2011年DBレギオに統合された。 2013年12月15日にライプツィヒ市のシティートンネルの開通と共に中部ドイツSバーンの系統の第一段階運行は開始された。運行系統の範囲はライプツィヒ=ハレ都市圏から四つの州にかけて拡大された。路線網は約430 km長さと104個所の停車場を含んで、51本の442形電車が投入された。既存のS10系統はS3系統に転換された。 S1: ライプツィヒ・ミリティツ並木道 - ライプツィヒ・ロイツシュ - ライプツィヒ・ゴーリス - ライプツィヒ - ライプツィヒMDR - ライプツィヒ・シュトェテリツ - ヴルツェン - オーシャツ - リーザ S11: ライプツィヒ見本市 - ライプツィヒ - ライプツィヒMDR - ライプツィヒ・シュトェテリツ S2: ビッターフェルト - デーリッチュ - ライプツィヒ見本市 - ライプツィヒ - ライプツィヒMDR - ライプツィヒ・コネヴィッツ - マルククレーベルク - マルククレーベルク・ガシュヴィツ S3: ハレ(ザーレ) - グロェバース - シュコイディツ - ライプツィヒ・ゴーリス - ライプツィヒ - ライプツィヒMDR - ライプツィヒ・コネヴィッツ - マルククレーベルク - マルククレーベルク・ガシュヴィツ S4: ホイエルスヴェルダ - トルガウ - アイレンブルク - タウシャ - ライプツィヒ・テクラ - ライプツィヒ - ライプツィヒMDR - ライプツィヒ・コネヴィッツ - マルククレーベルク - ボルナ - ガイトハイン S5: ライプツィヒ・ハレ空港 - ライプツィヒ見本市 - ライプツィヒ - ライプツィヒMDR - ライプツィヒ・コネヴィッツ - マルククレーベルク - アルテンブルク - ツヴィッカウ S5X: ハレ(ザーレ) - ライプツィヒ・ハレ空港 - ライプツィヒ見本市 - ライプツィヒ - ライプツィヒMDR - ライプツィヒ・コネヴィッツ - マルククレーベルク - アルテンブルク - ツヴィッカウ 2015年12月の時刻表変更の時に車両が充分に確保されなかったため、S8系統の導入は2年後に延期された。S2系統の車両はデッサウ中央駅まで60分間隔で運行され、一部電車は続いてRB42系統として120分間隔でマグデブルク中央駅まで走行している。ハレ (ザーレ) 中央駅で全般的な工事が行われたためS7系統は短縮され、現在のような形となった。ハレ市内のトロータ - 中央駅区間はS3系統に移管された。ライプツィヒ南側にはS1、S3及びS4系統の路線は交換された。ライプツィヒMDR - オーシャツ区間はS4系統に、ライプツィヒMDR - ガイトハイン区間はS3系統に移管され、ライプツィヒ・シュトェテリツ駅はS1の終着駅となった。 S2: デッサウ - デッサウ南駅 - ラグーン - ヴォルフェン - ビッターフェルト - デーリッチュ - ライプツィヒ見本市 - ライプツィヒ - ライプツィヒMDR - ライプツィヒ・コネヴィッツ - マルククレーベルク - マルククレーベルク・ガシュヴィツ S3: ハレ・トロータ - ハレ・シュタイントル橋 - ハレ(ザーレ) - ハレ見本市 - グロェバース - シュコイディツ - ライプツィヒ・ゴーリス - ライプツィヒ - ライプツィヒMDR - ライプツィヒ・コネヴィッツ - マルククレーベルク - マルククレーベルク・ガシュヴィツ - ボェーレン - ボルナ - ガイトハイン S7: ハレ・ニートレーベン - ハレ・ジュトシュタット - ローゼンガルテン - ハレ(ザーレ) 2017年12月10日Sバーンにいくつかの路線改編が行われた。S1の補助路線だったS11系統はS6系統と変更され、マルクレーベルク・ガシュヴィツ - ガイトハイン区間をS3から継承した。S2系統の場合、ターシュタット・ヴィテンベルク - ビターフェルト区間は追加され、一部列車は続いてRB51として運行されることになった。ハレ - ルターシュタット・ヴィテンベルク区間はRB80系統からS8系統に、ハレ - アイレンブルク区間はRB75系統からS9系統に移管された。S8系統はS2系統と同じ模様でデッサウ - ビターフェルト区間とルターシュタット・ヴィテンベルク - ビターフェルト区間で運営されることになった。 S3: ハレ・トロータ - ハレ・シュタイントル橋 - ハレ(ザーレ) - ハレ見本市 - グロェバース - シュコイディツ - ライプツィヒ・ゴーリス - ライプツィヒ - ライプツィヒMDR - ライプツィヒ・コネヴィッツ - マルククレーベルク - マルククレーベルク・ガシュヴィツ 2021年1月14日にS7系統はハレ - ハン・ミュンデン線およびメルゼブルク - ハレ・ニートレーベン線の全般的な改修のため、一時的に廃止された。2021年12月12日に残された既存のRB75系統はS7に転換されて、ハレ市内のトロータ - 中央駅区間はS47系統に、ニートレーベン - 中央駅区間はS3系統にそれぞれ移管された。その上に、ドイツ鉄道だけではなくアベリオ鉄道もSバーンの運営に参加することとなった。
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