斎院と文学とは? わかりやすく解説

斎院と文学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/12 07:41 UTC 版)

斎院」の記事における「斎院と文学」の解説

平安時代中期になると、斎院はしばし宮中文化中心として、歌人貴族たちが出入りする風雅な社交場一つとなった女流漢詩人として著名な初代有智子内親王始まり、『枕草子』『紫式部日記』にもその名が登場する大斎院選子内親王数多い歌合主催した六条斎院禖子内親王新古今和歌集代表する歌人式子内親王など、歴代斎院文雅名を馳せた人物が多い。また『源氏物語』選子内親王から何か珍しい物語をと所望され中宮彰子が、紫式部新し作品を書くよう命じて生まれたとの伝承があり、『枕草子』にも選子内親王中宮定子の文の贈答場面見られるなど、宮中とりわけ後宮)と斎院との文化交流豊かさ伺える。 なお、『源氏物語』には光源氏従姉妹朝顔斎院登場するが、現実斎院では稀な女王設定されている点が注目される。また禖子内親王仕えた女房六条斎院宣旨は『狭衣物語』の作者と言われ、それを反映して作中には斎院斎宮またはその前任者皇女多く登場する

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