斎木家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 06:20 UTC 版)
斎木総一郎(さいき そういちろう) 新日本産業グループ会長にして、和音の父。元は普通の不動産屋だったが、迪子と出会い彼女の祖父の遺産を相続し、現在の地位に立つ。 恋愛結婚であったが、プロポーズの際に迪子の父親に言う言葉を間違えてしまった事から彼女に不信感を抱かれ、ぎこちない夫婦生活を送る。そして、娘(和音)が生まれた際に呟いた「なんだ女か」という言葉で夫婦の亀裂は決定的なものとなってしまった。本当は嬉しかったのだが、妻がいつまでも心を開いてくれない事で屈折してしまったのだという。 新橋、赤坂、六本木にそれぞれ妾宅を持っていたが、のちに別れる(『空色の革命』)。 斎木迪子(さいき みちこ) 和音の母。わび・さび・風流に生きる、旧秋吉田藩鳴沢家のお姫様。夫の浮気相手にも礼儀を欠かさず、毎年妾宅回りをする良妻賢母。その昔、総一郎との確執のようなものから殆ど交流を持っていなかったが誤解が解け、お互いに素直になって仲睦まじい夫婦となる(『空色の革命』)。 若月俊介(わかつき しゅんすけ) 和音の養育係であり総一郎の秘書。父親がヤクザに刺されて死亡し、母親は若い男と逃げ、天涯孤独の身であった。給食費を稼ぐために当り屋をしていた時に総一郎に拾われ、和音の養育係として招き入れられた。 子供の頃「ことわざ辞典」を拾ったことがきっかけで、故事・格言・ことわざの類が好き。 両親と距離を置いている和音にとっては、兄や親の代わりのような存在。酒に酔うとウェットになるタイプ。 おキヨ 斎木家の女中頭。(『空色の革命』)
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