教育条項の追加
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/24 14:56 UTC 版)
「サッカー選手の代表資格」の記事における「教育条項の追加」の解説
2009年2月、スコットランド協会 (SFA) の幹部であるゴードン・スミス(英語版)は、特定のネイション(各協会の領域内)で教育を受けた選手が、そのネイション生まれの血縁関係のある両親・祖父母がいなかった場合でも、そのネイションを代表する資格を得ることができるよう協定を改定する提案を行い、2009年10月にFIFAによって承認された。 2010年6月、FIFAは基準の軽微な修正を承認した。新しい条項の導入により、選手は、ホーム・ネイションズ内で5年間の教育を受けた場合、イギリス代表チームの資格を得ることができるとされた。 この結果、イングランド生まれのアンドリュー・ドライバーは、2012年6月にスコットランド代表チームでプレーする資格を得た。ドライバーは元々11歳からスコットランドに住んでいたにもかかわらず、出生地であるイングランド代表の資格しか有していなかった。一方、生涯のほとんどをウェールズのハワーデン(英語版)で過ごしたにもかかわらず、それまでウェールズ代表の資格が得られなかったアンディ・ドーマン(英語版)もウェールズ代表の資格を得る権利が与えられ、2009年11月に代表招集され、2010年5月23日にモンテネグロとのアウェイゲームでデビューした。 この改定を受けて、自国を代表する資格の基準は次のとおりとなった。 # A Player who, under the terms of art. 5, is eligible to represent more than one Association on account of his nationality, may play in an international match for one of these Associations only if, in addition to having the relevant nationality, he fulfils at least one of the following conditions:a) He was born on the territory of the relevant Association; b) His biological mother or biological father was born on the territory of the relevant Association; c) One of his biological grandparents was born on the territory of the relevant Association; d) He has engaged in a minimum of five years education under the age of 18 within the territory of the relevant association. 規約第5条に基づいて、国籍の関係で複数協会の代表資格を有する選手は、当該国籍を有していることに加え、以下の条件の少なくとも1つを満たしている場合に限り、特定の協会代表として国際試合に出場することが出来る。a) 選手が当該協会の管轄区域内で生まれたこと。 b) 選手の実の父母のいずれかが当該協会の管轄区域内で生まれたこと。 c) 選手の実の祖父母のいずれかが当該協会の管轄区域内で生まれたこと。 d) 選手が18歳未満の少なくとも5年間を当該協会の管轄区域内で教育を受けてきたこと。 2012年7月、ウェールズサッカー協会は、スウォンジー・シティAFC所属のスペイン人DFアンヘル・ランヘルが合意によりウェールズを代表する資格がないことを確認しました。
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