教皇の住居として
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2013年3月26日、バチカンは教皇フランシスコがバチカン宮殿の居室に移らず、サン・マルタ館の201号室を居所にすると発表した。そこは、彼自身を選出したコンクラーヴェの際に枢機卿団に割り振られた残りの部屋のうち最初の部屋であった。 フランシスコは、ピウス10世が1903年にバチカン宮殿の3階に居室を構えて以来、そこに居住しない最初の教皇となった。彼はそこで眠り、朝の祈りを済ませ、サン・マルタ館の宿泊者と同じ朝食を摂っている。フランシスコはイタリアの雑誌「シビルタ・カットリカ(英語版)」に次のように語っている。「バチカン宮殿の居室は豪華ではありません。部屋は広く、趣味のよい造りですが、豪華ではありません。ただ、結局のところ上下逆さまの漏斗のようなもので、中は広いけれど入り口が狭いのです。入れるのは一人だけですが、私は一人では生きられません。私は他の人たちと共に生きるのです。」
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