教会規模・教派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 06:38 UTC 版)
現代の中国のキリスト教徒は、ブリタニカ国際年鑑の最新データによると中国の人口の7-7.5%で9100-9750万人程度と記録されている。しかし、在米の中国人人権活動家や在日本の中国人ジャーナリストなどの知識人が把握している直近の状況では当局の監督下にある国家公認教会と非公認教会の合計が人口の10%を超える段階に達しており1億3000万人を超えているという情報が有力である。現在、中国ではカトリック系統のキリスト教を「天主教」、プロテスタント系統のキリスト教を「基督教」または「耶蘇教」と呼んで区別している。ロシアなどから正教会も伝わり、これは東正教と呼ばれている。香港ではニキタス府主教のもとで正教会の活動が活発である。中国正教会は黒竜江省ハルビン市、新疆ウイグル自治区ウルムチ市および同自治区の伊寧市には参列することのできる教会を有し、近年は内蒙古自治区アルグン市、新疆ウイグル自治区チョチェク市での教会再建も進んでいる。正教会の聖職者の活動は公認されていないが、中国人正教徒でロシアにおいて按手され聖職者になった者、あるいは中国国外から到来した正教の聖職者が洗礼等の機密を行う事例が相次いでいる。北京市朝陽区にも一定数の正教徒がいる。エベンキ族およびダフール族の一部も正教の布教を受け、その儀礼を保っている。また、北京のロシア大使館内にも正教会が建設されている。
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