政界・財界の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 04:26 UTC 版)
松山 康一 東京大学教養学部経済学助教授。父親が神奈川県知事を務めた名門家系の出。征五郎たちにその人となりを見込まれ政治家を目指すことになる。本来はいたって地味な人物だったが、征五郎と片岡が雇ったプロたちの指導で大変身を遂げる。 征五郎と片岡の画策したニセの人命救助で名声を得、国政選挙に出馬。トップ当選を果たし、衆議院議員となった。その後、自分の候補をスキャンダルで潰された征二郎組長側に取り込まれてしまう。本人は国会議員としてやる気満々であったが、実態は表向きは征二郎組長に従い、陰では征五郎たちに従うという操り人形的立場に追い込まれた。 浜岡 達雄 衆議院議員、民自党元幹事長・浜岡派派閥長。膨大な資産家で金の力で自分の地位を築き上げていった類の政治家であり、作中でも自分のことを祖先が残した資産を食い潰した放蕩息子だと自嘲している。日本最大の実力者である大神楽と衝突したために首相になれないでいたところを征五郎たちにつけこまれ利用されることになる。 大神楽了造 日本最大の実力者として恐れられる老人。元、民自党の大物政治家で大一線を退いたあとも元老として巨大な影響力を振るっている。作中において後半の重要なキーキャラクターであり、警察と橘組の両方に追われる身となった宿敵柿崎に新しい戸籍と日本最大の武力である保神会の会長の座を与えた。日本最大の実力者の異名は伊達ではなく、征五郎たちも幾度となく暗殺を企てたが、都度それを上回る発想と組織力で難を逃れる。日本の黒幕と謳われていた右翼の頭目小田や立馬も大神楽に任命されていた存在であった。
※この「政界・財界の人々」の解説は、「野望の王国」の解説の一部です。
「政界・財界の人々」を含む「野望の王国」の記事については、「野望の王国」の概要を参照ください。
- 政界財界の人々のページへのリンク