政治・社会問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 23:15 UTC 版)
清張は現実の政治や社会問題にも関心を持ち、発言する作家であった。 若い現代史研究者の発表の場として『季刊現代史』を創刊した。 出版関係者のみならず、外務省などの省庁も、取材ルートとして活用した。日本共産党も認めていたが、全共闘運動に関しては、「何の意味もない」として全く評価しなかった。 1965年、日本社会党所属の衆議院議員・岡田春夫は自衛隊統合幕僚会議(当時。現統合幕僚監部)が1963年に極秘裏に実施した机上作戦演習、所謂「三矢研究」の存在を暴き、政府におけるシビリアンコントロールのあり方などを追求している。1987年に議員引退後の岡田は「三矢研究」文書資料の情報提供は清張から行われたことを告白している。岡田の告白からマスコミの反響にたいして清張は、経緯一切について明かさず沈黙を通した。
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