政党別の投票数と当選者数の逆転現象
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 03:13 UTC 版)
「第22回参議院議員通常選挙」の記事における「政党別の投票数と当選者数の逆転現象」の解説
選挙区の得票数と比例代表の得票数の両方で民主党が自民党を上回っているが、獲得議席数では逆転している。これは、民主党が2人区以上では基本的に2人の候補者を擁立したが自民党は逆に2人擁立区は東京・千葉の2選挙区でしかなかったことが原因の1つである。 また、選挙の争点として、「民主党を中心とした政権が参議院の過半数を獲得するか」が最大の争点となり、民主党批判票は1人区では自民党候補に集中し1人区で民主党が惨敗した。3人区以上では自民党、公明党、みんなの党に票がバランス良く票が分散したため、3人区では自民党、民主党各1人ずつ当選で後の議席をみんなの党、民主党、これに公明党で争う展開となり、民主党の落選が増える結果となった。一方、2人区では民主党と自民党が議席を分けあい無風に近い状態となった。民意は民主党政権に一時的に待ったをかける結果となった。過去の参議院選挙においても第15回参議院議員通常選挙、第18回参議院議員通常選挙などで、与党が負けた場合にこのような票の動きが起きている。 民主党と自民党の得票数・率及び議席数党派比例代表選挙区合計議席得票数得票率議席得票数得票率議席民主党18,450,139.059 31.56% 16 22,756,000.342 38.97% 28 44 自民党14,071,671.422 24.07% 12 19,496,083.000 33.38% 39 51 1人区での民主党、自民党、公明党、みんなの党の得票数・率及び議席数党派比例代表選挙区得票数得票率得票数得票率議席候補者民主党5,294,575.400 30.30% 7,064,614.050 40.14% 8 29 自民党4,986,223.900 28.53% 8,251,162.000 46.89% 21 29 公明党2,210,957.300 12.65% - - - - みんなの党2,084,197.500 11.93% 681,994.910 3.88% 0 6 自民・公明・みんな3党の比例区合計得票9,281,378.700 53.11% - - - - ※選挙区の民主党の得票数・候補者数には香川・沖縄の与党系無所属の候補者を含む。 3人区以上での民主党、自民党、公明党、みんなの党の得票数・率及び議席数党派比例代表選挙区得票数得票率得票数得票率議席候補者民主党7,247,797.000 31.43% 8,694,617.290 37.88% 8 12 自民党4,778,885.900 20.72% 5,182,453.000 22.58% 6 8 公明党3,079,605.900 13.35% 2,265,818.000 9.87% 3 3 みんなの党3,577,772.500 15.51% 3,256,255.580 14.19% 3 6 自民・公明・みんな3党の比例区合計得票11,436,264.300 49.58% - - - -
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