放送倫理・番組向上機構における人権侵害紛争
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「関西テレビ放送」の記事における「放送倫理・番組向上機構における人権侵害紛争」の解説
関西テレビの番組である『たかじん胸いっぱい』の2005年(平成17年)6月25日の放送で杉田かおるがゲスト出演し、面白可笑しく脚色し、結婚生活や離婚騒動について語った。このことに関し、元夫の鮎川純太が、人権侵害を受けたとして訂正放送や謝罪を要求。関西テレビは「取消し・謝罪放送を行う必要は無い」として鮎川の要求を拒否。鮎川はこれに対し、放送倫理・番組向上機構(BPO)の人権委員会に人権救済の申立てを行った。 委員会は検討の結果、2006年(平成18年)3月に、関西テレビが鮎川の名誉とプライバシーを侵害した事を認定し再発防止に向けて放送事業者としての制作体制の整備を行うよう、勧告する処分を下した。「勧告処分」は人権委員会決定の中で最も重いもので、重大な人権侵害事件が発生する時にのみ下される。 なお、バラエティ番組においてBPOから人権侵害と認定された放送局は、関西テレビが初めてであった。この認定を機に番組制作体制の立て直しが求められていたが、後継番組の『胸いっぱいサミット!』についても、2020年(令和2年)1月にBPOから放送倫理違反があったと認定された。
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