放送倫理に関する事例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 05:24 UTC 版)
「ニュースこまち」の記事における「放送倫理に関する事例」の解説
2019年1月21日放送の『ニュースこまち845』において、秋田県内の国公立大学で過去5年間にハラスメント(セクシャルハラスメント、アカデミックハラスメントなど)での処分者数が5人いた内容を報道。NHK秋田放送局が情報公開に基づいて報道したが、その中で大学名が特定できる内容(放送では大学名を公表)や公開された文章に記載された「小中学生でもできる」などの記述を拡大して放送された。これに対し、処分を受けた男性教員が報道の内容が事実に反し勤務できない状況が作られたとして、同局の謝罪を求め放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送と人権等権利に関する委員会に申し立てし同年5月21日開催の同委員会において審理入りを決定した。 審議の結果、委員会は放送において教員の個人名が特定できた可能性がないとし名誉毀損には該当しないと判断した。また、NHK側は大学に追加取材も行っており、事実の正確性と真実に迫る努力などの観点に照らして、放送倫理上は問題がないとも判断した。
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