搾乳
まず、乳搾りは1日に何回行われると思いますか。人間のお母さんは、赤ちゃんに3時間ごとにオッパイを与えるといわれていますが、牛の乳搾りは1日に朝夕の2回。 量は、年間、平均で6,000〜7,000kg。多いものでは、年間20,000kgもの乳を出します。 なんと1日に約50kg!これは、牛の能力がバイオテクノロジーなどの技術によって飛躍的に向上したためです。 しかも、以前のように一戸当たりの飼育する牛の頭数が2〜3頭ならまだしも、現在では50頭以上の乳牛を飼育する酪農家が増え、とても1頭1頭丹念に手で搾れる量ではありません。 そこで、一度にたくさん搾る必要性が高まったため、省力化が進んできたのです。 搾乳の機械には搾乳機(ミルカー)、施設としては専用搾乳室(ミルキングパーラー)が普及するようになりました。 牛を放して飼う場合、搾乳の時間になると牛は自分でミルキングパーラーへ入ってきます。 そして、酪農家が乳頭をきれいに消毒してミルカーを装着。乳が出終わったら牛は外へ出ます。 一方、日本で飼われている牛の多くは繋ぎ飼い式。つまり、普段牛のいる場所が乳搾りの場所になっています。この場合は、パイプラインミルカーという機械が使われ、乳搾りが行われます。 また、最近では、ロボットによる完全自動化の搾乳システムも登場しています。 |
一度に6〜12頭搾乳できるミルキングパーラー | パイプラインミルカーによる搾乳 |
<ミルククラブ情報誌'96 SUMMER vol.20より> |
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