揖斐地域の道路整備と河川開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/06 09:27 UTC 版)
「横山ダム」の記事における「揖斐地域の道路整備と河川開発」の解説
本ダムは国道303号と国道417号の分岐点に位置し、国道303号はダム天端を通っていた。だがダム天端は幅員が狭く、揖斐川町コミュニティバスの路線でもあることや、丁度始まっていた横山ダム上流の揖斐川の浚渫工事による大型ダンプなどの大型車が頻繁に通過し、すれ違いが困難なためダム両岸で待機せざるを得ない状況が毎日の様に見られていた。このため、横山ダム再開発事業の一環として奥いび湖を跨ぐ斜張橋「奥いび湖大橋」(延長232.6m)が建設され、2011年(平成23年)6月16日に開通した。なお、ダム湖右岸から旧坂内村方面は、片側1車線が確保されるも急カーブが連続し、落石や転落事故の危険性が大きい。揖斐川町では、この区間を迂回する鉄嶺(くろがね)トンネル(仮称)の事業化を要望しており岐阜県揖斐土木事務所は事業化へ向けて調査中である。 揖斐川のダムには本ダムのほか、上流に徳山ダム、下流には中部電力管理の久瀬ダム・西平ダムがある。支流の根尾川には中部電力の金原ダム(小堰堤)、上大須ダムがあり、坂内川にはイビデン株式会社所有の神岳ダムがある。なお、本ダム上流の杉原地先には徳山ダムの揚水発電施設として中部電力によって杉原ダム(高さ58.0m、重力式コンクリートダム)が、坂内川には日本国内最大の2,280,000kWの認可出力を誇る金居原揚水発電所の上部ダム(高さ148.5m、重力式コンクリートダム)が関西電力によって建設予定であったが、電力需要の伸び悩みから新規供給は難しいとの判断で中止となっている。
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