提携プロジェクト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 14:22 UTC 版)
「プロジェクト・グーテンベルク」の記事における「提携プロジェクト」の解説
提携プロジェクト同士は、理念を共有してはいるが独立した組織で、Project Gutenbergの商標の使用を許可されている。特定の国や言語に焦点を当てたものが多い。 Project Gutenberg Australiaは、アメリカではまだ著作権が存続している(または不明である)が、オーストラリアの著作権法ではパブリックドメインになっているテキストを数多く所収している。また、オーストラリア人の作家や、オーストラリアに関する書籍に焦点を当てている。なお、オーストラリアでは2004年に著作権保護期間が延長されたため、同年以降は大幅な活動規模の縮小を強いられている。 PG-EUは、EUの著作権法下で運営されている姉妹プロジェクト。目的の一つは、プロジェクト・グーテンベルクに可能なかぎり多くの言語を含めることである。確実にあらゆるアルファベットが簡単に正しく表現されるよう、Unicodeで運営されている。 Gutenberg of the Philippinesは、フィリピン人とフィリピン語に特別の焦点を当てて、可能なかぎり多くの人が多くの書籍を利用できるようにすることを目的としている。 Project Gutenberg Europeは、セルビア・モンテネグロのProject Rastkoが運営するプロジェクト。ヨーロッパ全体のためのプロジェクト・グーテンベルクになることを目的としており、最初のプロジェクトは2005年に活動をはじめた。電子書籍を素早く作成するためのソフトウェア Distributed Proofreaders を運営している。 Project Gutenberg Luxembourgは、ルクセンブルク語で書かれた書籍を主に公開している。 Project Gutenberg Consortia Centerは、収集の収集に特化した提携プロジェクト。プロジェクト・グーテンベルク本家からの、編集者による管理や一貫した整形作業はない。様々な言語での、特定のテーマに沿った収集が特徴的。 Projekti Lönnrotは、フィンランド人のボランティアが始めたプロジェクト。 ほかに、Projekt Gutenberg-DEがGutenbergの名前の使用を許可されたが、理念上の違いのために、提携プロジェクトと見なされないこともある。Projekt Gutenberg-DEは、公開物に新たな著作権を加え、ウェブ版へのアクセスを制限している。
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