振動型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 23:56 UTC 版)
詳細は「振動型ジャイロスコープ」を参照 こまのような回転のかわりに棒やリングの振動を用いた方式である。振動する物体に加わるコリオリの力から角速度を検出する。回転型のようなモーターやベアリングなどの複数の部品を必要としないため信頼性が高い。自動車の横滑り防止機構、カメラの手ぶれ補正機構、カーナビゲーション、スマートフォン、ゲーム機などに用いられている。構造上、小型化、大量生産に適しており、MEMSによって搭載される事例が拡大しつつある。 構造の種類 音叉型 音片(横振動細棒、ビーム)型 リング型 プレート型 駆動方式 静電引力 逆圧電効果 電磁力 検出方式 静電容量型 - 櫛型に並べられた電極間の静電容量を検出する 圧電型 - 圧電効果によって発生した電荷を検出する ピエゾ型 - ピエゾ抵抗効果による抵抗の変化を検知する 電磁型 - 磁束を横切る回路に発生する誘起起電力によって検出する 光学式
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