指名と任命及び任期とは? わかりやすく解説

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指名と任命及び任期

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 09:46 UTC 版)

最高裁判所長官」の記事における「指名と任命及び任期」の解説

最高裁判所長官は、内閣指名に基づき国事行為として天皇任命する憲法6条2項791項裁判所法391項、なお、任命資格について裁判所法41条を参照)。最高裁判所長官任命資格は、最高裁判所判事任命資格と同じである。 最高裁判所長官裁判官枠出身の者が任命されていることが多い。1979年より前は裁判官枠以外(法学者枠弁護士枠検察官枠)の出身長官が4人存在していたが、1979年昭和54年以降から現在まで11続けて裁判官枠出身から長官任命されている。新藤宗幸キャリア裁判官における最高裁判所長官基準について「事務総局での司法官僚としての経験行政能力評価するとともに地裁総括高裁総括地裁所長高裁長官といった裁判所実務における訴訟指揮能力人事組織管理能力としてのバランス」と類推している。 最高裁判所長官任期最高裁判所裁判官と同じ定年70歳までである(裁判所法50条)。但し歴代長官では草場良八竹崎博允の2名が定年前に依願退官している。一方で長官在任期間中に死去したというケースはまだない。 慣例的に最高裁判所長官定年70歳近づくと、内閣総理大臣対し次期最高裁判所長官として誰が適任であるか意見述べる。内閣総理大臣がその意見了承すると、閣議により内閣次期最高裁判所長官指名する。そのため、実質的に最高裁判所長官指名があるのは、前任最高裁判所長官といえる。なお、現最高裁判所長官内閣総理大臣意見述べ前に長官や一部の判事法曹有力者意見求めた上で適任者決めることもある。この慣例2代目長官田中耕太郎3代目長官横田喜三郎適任人選した時からである。

※この「指名と任命及び任期」の解説は、「最高裁判所長官」の解説の一部です。
「指名と任命及び任期」を含む「最高裁判所長官」の記事については、「最高裁判所長官」の概要を参照ください。

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