抽象データ型としての有理数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 06:42 UTC 版)
「抽象データ型」の記事における「抽象データ型としての有理数」の解説
有理数は計算機においてはそのまま扱うことはできない。有理数の抽象データ型は以下のように定義できる。 コンストラクタ: 2つの整数 a {\displaystyle a} 、 b {\displaystyle b} を用いて有理数の抽象データ型のインスタンスを作成する。ここで a {\displaystyle a} は分子で b {\displaystyle b} は分母である。 関数: 加算,減算,乗算,除算,指数計算,比較,約分,実数への変換 完全な記述にするためには、それぞれの関数はデータに言及して記述されるべきである。例えば、有理数 a / b {\displaystyle a/b} と c / d {\displaystyle c/d} を乗算するときには結果は a c / b d {\displaystyle ac/bd} と定義される。通常は入力、出力、実行前条件、実行後条件、抽象データ型に対する仮定も記述される。
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