投手の身体的負担
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 05:43 UTC 版)
平成27年、全日本野球協会や日本整形外科学会などが全国の小学生チーム硬式・軟式合わせて1万人以上を対象に肩・肘の痛みについて調査した結果、投手経験者の半数以上が痛みを感じたことがあると分かった。球数が多くなる、ポジションの兼任などの選手ではその傾向は強くなっている。 事故 2014年、金沢市で活動する中学硬式野球クラブで8月下旬、石川県志賀町野球場で午後のバント練習で成功率が低かったことを理由に監督からランニング(罰走)を命じられた2年の男子生徒(当時13歳)が練習中に倒れ救急搬送、搬送先病院で重度の熱中症と診断される。脳にダメージを負ったために男子生徒は視力、肝機能の著しい低下、臓器不全、運動障害、意識障害、幻覚、痙攣などの後遺症を患い退院後も投薬とリハビリ治療の生活を送る。生徒の親は、監督らが注意義務を怠ったとして、業務上過失致傷容疑で石川県警に被害申告。同クラブは保護者らに説明会を開いて謝罪と再発防止策などを伝えた。代表の男性は「責任を感じている」とした上で、「練習中はこまめに水分を取らせていた。指導に問題はなかった」と話した。
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