批評と影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 15:02 UTC 版)
「ディバイナー 戦禍に光を求めて」の記事における「批評と影響」の解説
作中の舞台であるオーストラリアとトルコでは、上述した興行成績において好評を得たが、その一方でギリシャをはじめ幾つかの国では、オスマン帝国によるギリシャ人虐殺やアルメニア人虐殺について触れず、トルコを美化するような映画の内容に対し批判的な評価が出いている。 1915年のアルメニア人虐殺、アッシリア人虐殺、ギリシャ人虐殺の犠牲者の子孫たちは、一部のトルコ人がジェノサイドを行っていたこと、また映画の中でトルコ人を犠牲者として描写したことについて憤慨した。また様々な映画批評家やギリシャのサイトには、「トルコを和らげるだけの歴史の歪曲、その後の虐殺の否定」などと書かれた。 イギリスの保守週刊誌"The Spectator"のアンソニー・マクアダムスは「映画の歴史的文脈の欠如は息をのむ」とし、アルメニア人虐殺の言及が欠けていることがこの映画の欠陥であると語っている。
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