批判の経過
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 15:06 UTC 版)
1950年代の、鈴木重幸「学校文法批判 動詞論を中心として」(民主主義科学者協会・言語部会監修『理論別冊 国語問題の現代的展開』、1954年)をはじめ、主として言語学研究会に所属する奥田靖雄をはじめとする多くの言語学者・日本語学者らから批判を受けた。また、改善の提案として、言語学研究会の指導を受けた教育科学研究会・国語部会が1960年代以降刊行を続けている『にっぽんご』シリーズがある。現代日本語文法研究の発展や現代言語学的な見地の普及などもあり、学校文法の改善の必要性の認識は少しずつではあるが広まっている。 現代の言語学・日本語学の視点では、「助動詞」は接尾辞や活用語尾に当たり、また文節が文の構造を反映していない、日本語が主題優勢言語であるために特徴的な文(いわゆる「うなぎ文」など)が説明できない、など多くの問題点がある。
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