手稲稲積公園とは? わかりやすく解説

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手稲稲積公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/25 06:26 UTC 版)

手稲稲積公園
園路(2007年9月)
分類 運動公園[1]
所在地
座標 北緯43度06分57秒 東経141度15分31秒 / 北緯43.11583度 東経141.25861度 / 43.11583; 141.25861座標: 北緯43度06分57秒 東経141度15分31秒 / 北緯43.11583度 東経141.25861度 / 43.11583; 141.25861
面積 18.1ヘクタール
開園 1981年7月18日
運営者 札幌市公園緑化協会
札幌リゾート開発公社(ていねプール)
設備・遊具 プールテニスコート野球場パークゴルフ場、ゲートボール場、遊具広場
駐車場 123台
1,000台(ていねプール)
バリアフリー 多目的トイレ2ヶ所
身障者用水飲み場
身障者用駐車場4台
車いす貸し出し2台
アクセス 北海道旅客鉄道(JR北海道)稲積公園駅下車 徒歩2分
ジェイ・アール北海道バス札樽線「ていねプール前」バス停下車
告示 都市計画決定:昭和47年1月7日北海道告示第28号[2]
事務所 手稲稲積公園管理事務所
事務所所在地 札幌市手稲区前田1条5丁目
備考 広域避難場所[3]
公式サイト 手稲稲積公園
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スキー山広場(2005年1月)

手稲稲積公園(ていねいなづみこうえん)は、北海道札幌市手稲区にある公園

概要

手稲区のスポーツ拠点となっており、広域避難場所にも指定されている。1982年(昭和57年)オープンのていねプールは[4]、札幌市などが出資する第三セクターの札幌リゾート開発公社が運営する屋外プール。2000年(平成12年)にリニューアルオープンしているが[4]、営業期間が夏場のみである点や大規模改修を控えている点などにより施設運営のあり方が2010年(平成22年)の市民評価による事業仕分けで問われ、不要(廃止)という評価結果となった[5]。その後市民アンケートで必要との回答が54%の過半数を占め総務委員会の殆どの会派から賛成の意見があったことや[6]、利用実態調査などの実施により当面存続する結論に至ったが[7]、収支改善の必要性から無料であった小中学生と高齢者の使用料が2013年(平成25年)から有料となった[7][8]

施設

ていねプール
1980年に着工し1981年1月に全体計画が札幌市議会にて公表され[9]、7月に第1期の幼児プールとして[10]、直径25m・36mの円形を連ねたのひょうたん型プールと白鳥型のすべり台等を設置[11]、1982年6月下旬に第2期施設が竣工[12]、7月10日に全面開業[13]。初年度は33.5万人が利用した[14]。また1983年1月から2月にはスノーモービルや歩くスキーなどを展開する冬季営業も行われ[15]、1-2月の冬季営業は1998年頃まで行われた[16]。1996年7月22日には造波プールにて5才男児が溺れ意識不明となる事故が発生[17]
1999年にはプールサイドなどの舗装部分で生じた最大1.2mの地盤沈下への対応を主として営業を停止し全面改修工事に着手[18]、通年休業し総工費8.8億円をかけ岩山型の「ウォーターマウンテン」や円錐型滑り台などを配した「キッズランド」を設置し2000年7月19日にリニューアル開業[19]
利用期間は7月中旬から8月下旬。
ウォーターストリーム(流水プール
ビッグウェーブ(造波プール)
ウォータースライダー
ウォーターフォール(スライダープール)
ホワイトマウンテン
ウォーターマウンテン
キッズランド
プールセンター
売店
テニスコート(硬式)
利用期間:4月下旬から11月上旬
20面(カラーコート12面、ハードコート8面)
野球場(軟式)
利用期間:4月下旬から11月上旬
パークゴルフ場
利用期間:5月上旬から11月上旬
9ホール(パー33)
ゲートボール場
2面
バスケットコート
片面(バスケットゴールは冬期間取り外し)
遊戯広場
スキー山広場
休養広場
多目的広場
芝生広場
公園管理事務所

公園内の花木

プロ野球球場構想

プロ野球北海道日本ハムファイターズが2016年5月に新球場建設計画の検討に入ったことを受け[20]、手稲区では球団側が20ヶ所程度選定した建設候補地に本公園が含まれていた事や以前から札幌市営地下鉄東西線宮の沢駅から延伸を望む要望があったことから、ホテルや商業施設などを併設した新球場建設と地下鉄延伸をセットで誘致する構想が2016年6月に浮上していた[21]。区内の医療法人や商店街により2015年に発足した市民団体「手稲区に地下鉄を望む市民の会」が中心となり地元企業や団体に賛同を呼びかけていたが[21]、その後球団は2017年末時点で最終建設候補地を真駒内公園きたひろしま総合運動公園に選定したため立ち消えとなっている[22]

脚注

  1. ^ a b 運動公園” (PDF). 札幌市. 2015年12月12日閲覧。
  2. ^ 都市計画公園 個別一覧表” (PDF). 北海道. p. 16 (2012年3月31日). 2015年12月20日閲覧。
  3. ^ 避難場所(手稲区)”. 札幌市. 2017年1月30日閲覧。
  4. ^ a b 会社概要”. 札幌リゾート開発公社. 2015年12月12日閲覧。
  5. ^ 平成22年度市民評価(事業仕分け)の結果に対するご意見の概要と札幌市の考え方” (PDF). 札幌市. p. 24. 2015年12月12日閲覧。
  6. ^ 廃止判定のていねプール市民必要54%意向調査-北海道新聞2012年2月29日
  7. ^ a b ていねプール・リラックスプラザの使用料改正について”. 札幌市. 2015年12月12日閲覧。
  8. ^ 市営住宅減免世帯の家賃を値上げプール、健康施設使用料を一部有料化来月から市民負担増 - 北海道新聞2013年3月30日朝刊札幌市内版28面
  9. ^ ていねプール全体像決まる - 北海道新聞1981年1月23日朝刊19面札幌市内版
  10. ^ ていねプール幼児用は18日開放 - 北海道新聞1981年7月4日朝刊札幌市内版
  11. ^ さあ夏休みみんなで楽しくやろう ていね幼児プール - 北海道新聞1981年7月25日夕刊札幌市内版
  12. ^ ていねプール完成来月10日から営業 - 北海道新聞1982年6月28日夕刊札幌市内版
  13. ^ 炎天下の別世界ていねプール - 北海道新聞1982年7月10日夕刊札幌市内版
  14. ^ キーナンバー(329)70000人 - 北海道新聞2003年10月1日札幌市内版28面
  15. ^ 初滑りに歓声響くていねプールと麻生球場冬季営業始まる- 北海道新聞1983年1月5日夕刊9面
  16. ^ 便利メモ- 北海道新聞1997年12月26日朝刊札幌市内版22面
  17. ^ プールで五歳重体-北海道新聞1996年7月22日朝刊28面
  18. ^ ていねプール最大1.2mも沈下札幌市夏にも全面改修- 北海道新聞1999年5月22日夕刊12面
  19. ^ 遊び場が増えたよていねプール新装オープン - 北海道新聞2000年7月20日朝刊札幌市内版24面
  20. ^ 日本ハム新球場、8年後完成目指し球団が建設検討 日刊スポーツ 2016年5月24日
  21. ^ a b 日本ハム新球場 札幌・手稲稲積公園に誘致へ - YOMIURI ONLINE 2016年6月29日(Internet Archive)
  22. ^ 本拠地移転 日ハム札幌市と協議 北広島市と一騎打ちに - 毎日新聞2017年12月16日

外部リンク



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