成田スカイアクセス線対応工事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 01:39 UTC 版)
「京成3700形電車」の記事における「成田スカイアクセス線対応工事」の解説
2010年の成田スカイアクセス線開業に先立ち、2007年2月上旬以降、3718編成を皮切りに外部の前面および側面の行先・種別表示を従来の幕式から3色LEDにする工事を開始し、2008年10月までに5次車までの編成で完了。2009年10月以降は6・7・8次車のLED表示化工事を開始し、こちらは種別フルカラーLED、行先 高輝度白単色LEDとし、2010年6月までに完了。この時点で3700形は全車 種別・行先表示をLED化した。3色LEDに交換した1 - 5次車においては2010年5月〜2012年12月にかけて6次車以降同様種別フルカラーLED、行先 高輝度白単色LED表示タイプに再変更し、2012年12月以降、3700形は全車種別をフルカラーLEDにて表示するようになった。 時速120km/h運転を行う成田スカイアクセス線の運用に際し、京浜急行電鉄1000形・1500形と同様に120km/hからの非常制動時の停止距離を600m以内とするための改造工事が2008年〜2009年に、8両編成全編成にて(すなわち6両編成の3828編成・3838編成以外)施工され、時速120km/h運転可能とした。内容は以下のとおり。 元空気溜圧力の増圧(京急車と同様の通称「増圧ブレーキ」を採用)。 非常増圧ブレーキ設定の変更(ただし初速110km/h以上での非常ブレーキ増圧機能は3700形全車とも新製時対応済)。 圧力計の換装等。それと同時期にブレーキ作用装置を改良しブレーキ緩和音の静粛化を行ない、こちらは6両編成の3828編成と3838編成でも施工した。
※この「成田スカイアクセス線対応工事」の解説は、「京成3700形電車」の解説の一部です。
「成田スカイアクセス線対応工事」を含む「京成3700形電車」の記事については、「京成3700形電車」の概要を参照ください。
- 成田スカイアクセス線対応工事のページへのリンク