愛好家の存在と日本での認知
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 20:02 UTC 版)
「フィアット・500」の記事における「愛好家の存在と日本での認知」の解説
イタリア本国やヨーロッパに留まらず、世界各国に熱心なファンが存在しており、現在でもNUOVA 500をレストアして愛用する者も多く見られ、スバル・サンバーのエンジンを搭載した車両や電気自動車に改造した車両などエンジンスワップの実例も存在している。特にイタリア本国では排気ガス規制と国内産業活性化の推進により旧車の扱いが厳しくなる中、排気量1,000cc未満で25年以上経っている自動車に以下の特典を与える法案が検討されている。内容は、自動車税の免除・車検期間を2年から4年に延長・自動車通行規制区域内への乗り入れ許可となっている。 排気量と経過年数はNUOVA 500に合致するもので、同法案は一部では“フィアット500保護法”とも呼ばれている。与党を含む超党派の支持団体まであり「同車は歴史遺産のひとつだ」とするコメントが寄せられている。 日本では「ルパン三世の愛車」として広く認知されている。当初ルパンはメルセデス・ベンツSSKに乗っていたものの、設定変更や作画の都合から当時の作画監督であった大塚康生の愛車でもあった同車が選定され、初期シリーズ後半以降は頻繁に登場するようになった。特に有名なのは劇場版『カリオストロの城』で登場するクリームイエローの個体で、現行の500では日本国内限定で同色を模した特別仕様車がたびたび登場するなど、『ルパン三世』が本車の認知に影響していることが垣間見える。 2005年日本国際博覧会(愛・地球博)ではイタリア館にホワイトチョコレートでコーティングされたフィアット500が展示され、閉幕後には、当時愛知県知多郡南知多町のリゾート施設である「チッタ・ナポリ」内にあったチンクエチェント博物館に寄贈された。
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