恐怖女子高校シリーズ
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女番長シリーズの三本目『女番長ゲリラ』(1972年8月12日公開)の直後、女番長シリーズの池玲子や杉本美樹主演で別線シリーズ「恐怖女子高校シリーズ」がスタートし、計4本作られた。本シリーズは女子高を舞台とした"学園系"女番長映画で、セーラー服で仁義を切り、ヤクザ映画並ばりのスケバングループ抗争劇を展開する。決闘スタイルが全裸に胴着の剣道スタイルや、トップレス制服フェンシング対決とか、ある種、後に東映が映像化して大当たりを取った『スケバン刑事』に直結する破天荒さを持ち、"女番長ワールド"の極北との評価もある。本シリーズには『ハレンチ学園』の影響が見られる。フランスの映画配給会社「江戸映画」(Edo Eiga) が東映から8本の映画を買い付け、この内、本シリーズの2作目『恐怖女子高校 暴行リンチ教室』が、巻頭タイトルロールのみ1973年の石井輝男監督『やさぐれ姐御伝 総括リンチ』を引っ付けて、どぎついセックスシーンを付け加え、字幕をフランス語で政治的内容に変更し、『カマレの娘たち(The Girls of Kamare)』第二題名『夏のパンティ』(Une petite culotte pour l'été)というタイトルで1974年12月から1975年3月までパリ・カルチエ・ラタンの映画館・ステュディオ・ガランド(Studio Galande)で上映され大ヒットしたという。
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