思想との関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 23:22 UTC 版)
保守主義や権威主義との関連性を指摘する見方もある。1960年代の学生運動・大学闘争全盛期には、左翼学生運動の勃興に対する危機感から、「民族派」と呼ばれる保守系学生組織が次々と結成された。彼らは“学園生活の正常化”の名のもとに左派学生グループと衝突することになるが、彼らの多くが体育会系学生であった。日大の元理事長田中英寿は、日大闘争で「関東軍」と呼ばれた体育会系学生組織を率いて左翼学生の集会に殴り込みをかけ、大学当局から目をかけられたことがきっかけで大学職員となった。 明治大学では当時硬式野球部監督の島岡吉郎が安保反対のデモ活動に参加している学生を見つけた際、教え子で当時野球部主将の星野仙一に対し「おい、あれはアカか?」と聞き、星野が「そのようですね」と返事すると、島岡は星野にその学生を殴るよう命じ、星野はそれを遂行したという。 また、これらスポーツ選手から国会議員、地方議会議員に転身する際、所属政党が自由民主党や日本維新の会といった保守系政党に属することが多いのも特徴である(橋本聖子、馳浩、大仁田厚、小野清子、堀内恒夫、石井浩郎、松浪健四郎、朝日健太郎など)。
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