御旅所「談合神社」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 15:24 UTC 版)
御旅所は神輿巡行において神が立ち寄り、休息を取る中継地点である。安久美神戸神明社から約1キロメートル離れた談合町の談合神社がこれにあたる。行列を先導する黒鬼は、道中の所々で立ち止まり、人々の頭をなでてゆく。行列が御旅所に到着すると、小一時間ほど囃子や神楽の奉納が行われる。 談合神社の創建は永正年間(1500年頃)と伝えられるが、定かではない。吉田城の前身となる今橋城築城の際に、牛久保村から招聘した人々の拠り所、寄り合い所として建てられたのが始まりともされるが、この由来については諸説ある。すくなくとも1646年(正保3年)には、豊橋鬼祭の御旅所として使われており、祭礼当日は、時間をずらしつつ、すべての神役・諸々の役が立ち寄り、神事を行う。 氏子は、明治期までは鍛冶町も含めたが、20世紀以降は神社周辺の談合町だけが氏子となった。鬼祭の日を談合神社の大祭日として、祭礼行事に携わる人々の接待を担う。
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