御師制度の停止と変革
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 10:04 UTC 版)
明治時代に入ると国家神道の確立の過程で御師の活動は停止する。 師職並ニ諸国郡檀家卜唱ヘ御麻配分致シ候等之儀一切被停止候事 — 神宮改革 太政官達明治四年七月十二日 伊勢の皇大神宮、宇治橋の手前のおはらい町は、かつて御師の屋敷があった場所である。 1871年(明治4年)12月18日、伊勢神宮大宮司から神祇省に対し、大麻の神号名を「天照皇大神宮」、「皇大神宮御璽」の印を押し神宮司庁の責任で遍く頒布することをうかがい出て、神祇省はこれを承認した。翌年1月に、大麻製造局を設け、4月には大麻頒布規則を定める。4月1日には、「御璽奉行」が行われ大宮司の北小路随光は、大御璽としての大麻の頒布を奏した。1873年(明治6年)12月の『神宮大麻奉祀式』において、少宮司の浦田長民が、毎年神宮から頒布する罪を払除けする神具としての大麻に向かい敬拝することで、罪穢れを消尽するがために、毎朝夕礼拝すべし、というようなことを述べている。
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