後世への影響力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 04:50 UTC 版)
ロバーツの行動や業績の中には、今日のグランプリの基礎となっている事例が多いと言われる。 現在レーシングライダーの間で主流になっている「ハングオフスタイル」をヤーノ・サーリネンと並び、大成・流行させたライダーとして知られる。 WGP転戦に巨大なモーターホームを使用。レースウィークの間は常にサーキットで起居するという生活スタイルをWGPに持ち込んだ。 メーカーとの契約関係、開発への発言力、オリジナルのチームスタッフ構成などで、当時としては独創性・先進性に富んでいた。 スティーブ・ベイカーと共にアメリカのレーススタイルをヨーロッパのレースに持ち込んだ先駆者であり、その成功により以後ランディ・マモラ、フレディ・スペンサー、エディ・ローソンらがヨーロッパに進出してくることとなり、WGPにおけるアメリカンライダー時代の始まりとなった。 1985年鈴鹿8耐に平忠彦と組んで出場した際は、WGPの偉大なチャンピオンライダーと国内スターライダーの顔合わせが大きな話題となり観客動員数が飛躍的に躍進した。これ以降WGPのトップライダーが鈴鹿8耐にワークス参戦してくるきっかけにもなった。
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