形態・生産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 07:50 UTC 版)
花期は5月~6月頃、純白の花を咲かせ、秋頃に果実が実る。果皮が青い未熟果のうちに収穫し出荷するが、熟すとミカンと同様に黄色くなる。旬は8月~10月で露地栽培の果実が出荷され、香りも味わいも最もよいものとなっている。冬の11月~2月の出荷品は露地栽培したものを冷蔵して販売し、酸味は比較的穏やかとなり、やわらかな味が楽しめる。3月~8月はハウス栽培品で、1年中入手することができる。 現在の主な産地は徳島県神山町や佐那河内村、阿南市である。日本における収穫量は2005年が4,469 トン、2010年が5,882 トンであり、その98%が徳島県で生産されている。2009年から2018年までに生産量は約2000トン減少している。 スダチは徳島県を代表する特産物であり、スダチの花は1974年に徳島県の県花に指定されている。1993年にはスダチをモチーフとした「すだちくん」という徳島県のイメージキャラクターが誕生した。 飲食店やホテルなど業務用の需要が多い。 特にサンマに合わせて使われることから、スダチの売り上げはサンマの水揚げ量と関係している。またマツタケの輸入量とも関連がある。
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