形態的な特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 13:06 UTC 版)
最も重要な共有形質は細胞表層のアルベオール(泡室、alveole)の存在である。これは細胞膜を裏打ちするような層を作っている平らな小胞で、普通は柔軟な外被 (pellicle) を作っている。渦鞭毛虫の場合はこの中に鎧板と呼ばれる固い殻状の板が作られる。アルベオラータ類のミトコンドリアには管状のクリステがあり、鞭毛ないし繊毛にも特徴的な構造がある。 おそらく、アピコンプレクサと渦鞭毛虫は、繊毛虫よりも互いに近縁である。つまり、((アピコンプレクサ, 渦鞭毛虫), 繊毛虫) である。 どちらもプラスチドを持つ。渦鞭毛藻類では、約半数が葉緑体を持ち、これが本来の形と考えられている。他方、アピコンプレクサは葉緑体は持たないが、アピコプラストと呼ばれる細胞器官があり、これが葉緑体起源であると考えられている。 ほとんどのものが細胞の頭頂部に微小管の束ないし円錐をもつ。アピコンプレクサ類ではこれが宿主細胞へ侵入する際に使われる複合体の一部になっているが、一方一部の無色渦鞭毛虫類では餌を摂取する際に使うpeduncleになる。 この2つのグループに近縁な属が色々知られており、たいていは類似の頭頂部構造をもつ鞭毛虫である。たとえば自由生活性の Oxyrrhis、Colponema や、寄生性の Perkinsus、Parvilucifera、Rastrimonas、光合成性でサンゴに共生する Chromera、そしてエロビオプシス類 Ellobiopsidae などがある。
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形態的な特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 10:17 UTC 版)
S. pandoraは左右相称であり、その体は袋状で体腔を持たない。丸い胴体と固着するための柄を備え、胴体の前端には繊毛冠がある。全体の感じはワムシ類にも似ている。細部については生活環の各段階で異なるので、下記の生殖の項を参照されたい。
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