強化人間とは
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 03:44 UTC 版)
宇宙世紀を世界観とするガンダム作品における強化人間 (Cyber-Newtype) とは、投薬や心理操作により人の潜在能力からニュータイプと同じような感応能力を人工的に引き出し、またそれをモビルスーツの操縦能力に特化させ(サイコミュの項を参照)、身につけた人間の事を指す。初出はTVシリーズ第二作『機動戦士Ζガンダム(1985年)』。 『機動戦士ガンダム』では、ニュータイプについて研究を行うフラナガン機関にて才能を強化したララァ・スン少尉が登場するが、彼女は強化人間ではなく通常のニュータイプである。また、後に元々あるニュータイプの素質を人工的に高める施術が確立されたが、これを受けたとされる者(プルツー、クェス・パラヤなど)も、本質的な意味での強化人間とは言えない。 強化人間たちは兵器としてかなり強引に生み出され、人間ではなく兵器として虐待に近い扱いを受けていた経緯もあり、その多くが情緒的に不安定で自制心を欠き、感情の赴くままに暴走して悲劇的な最期を遂げている(強化人間が横暴な上官に反抗する、あるいは暴走して指揮統率を乱すのは、Zガンダムから逆襲のシャアにかけてのガンダムシリーズの定番展開だった)。
※この「強化人間とは」の解説は、「強化人間」の解説の一部です。
「強化人間とは」を含む「強化人間」の記事については、「強化人間」の概要を参照ください。
- 強化人間とはのページへのリンク